やまとには「万葉集」に詠われた地がいたる所に点在しています。
そこには万葉人が風景や暮らしや心情を詠った歌を刻んだ歌碑が多く建てられています。
今回は大阪市立大学の古代文学研究員 岡田氏のご案内で「龍田大社・龍田古道」、「佐紀・佐保」、「阿騎野・大宇陀」のコースを万葉歌碑を訪ねがら歩きます。
平城京の北にある丘陵地帯「佐紀・佐保」には大伴氏などの当時の宮中に仕える人々の邸宅が多くありました。また、大宮人たちが宴などを催した憩いの場でもあり、万葉集に多くの歌が詠まれています。
仁徳天皇の皇后であった磐之媛命陵などの古墳や藤原氏の邸宅があったとされる狭岡神社をめぐり、桜の名所・佐保川沿いに点在する万葉歌碑や西方寺にある万葉歌碑を訪ねます。