平城宮に勤めていたのは平城京やその周辺に住んでいる人々だけではなく、各地から単身赴任でやってくる人々もいましたが、秋の天平祭で再現される衛士(えじ)隊も、諸国から交代で上京した兵士たちで、宮内の諸門や役所の警備にあたりました。その他にも、平城宮の各役所で雑用に従事した仕丁(じちょう)や、後宮で天皇の給仕をする采女(うねめ)等、多くの上京者たちがいました。決まった期間を越えても勤続することがあったり、辛くて故郷に逃亡してしまう人々もいました。今回は、普段はあまり取り上げられない、平城宮を影で支えた人々にスポットを当てます。

オンライン講座当日は、気になったことや疑問に感じたことがあればチャットを通じ直接質問ができるなど講師と直接やり取りすることができます。
皆様ふるってご参加下さい!

主催:平城宮跡にぎわいづくり実行委員会、奈良県、奈良市

◆開催日時
令和3年11月5日(金)19:00~20:30
◆視聴料
視聴料:無料(事前申し込み不要)
◆注意事項
・オンライン講座は「YouTube」を使って実施します。
・オンライン講座終了後はアンケートへのご協力をお願い申し上げます。
 
お問い合わせ先:やまとびと株式会社 やまとびとツアーズ
only-naraonline@yamatobito.net
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馬場 氏(奈良文化財研究所 都城発掘調査部史料研究室長)

1972年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同・大学院博士課程中退。現在、独立行政法人国立文化財機構・奈良文化財研究所都城発掘調査部史料研究室長、京都大学大学院人間・環境学研究科客員准教授。専門は日本古代史、木簡学。発掘調査に携わるとともに、古代史の研究・出土文字資料の研究から、日本史全体の研究や東アジア史研究など、幅広いフィールドで活躍している。主な編著書に、『平城京に暮らす』(吉川弘文館)などがある。